最近はマリリン・モンローづいている。
「イヴの総て」「ショウほど素敵な商売はない」「ナイアガラ」「ノックは無用」「恋愛アパート(Love Nest)」など。

づいてるきっかけは、今年劇場で観たミッシェル・ウィリアムズがマリリンを演じた「マリリン 七日間の恋」だったように思います。
それからというもの、意識していないのに手に取る作品にマリリンが現れる事が多い。
以外と端役も多い。
ミッシェルさんが演じたマリリンも魅力的でしたが、観終わって至った結論は「マリリン・モンローには誰もなれない」。

実直なお芝居と持って生まれた美声や可憐な歌声、実像はどうであれ完成されたイメージやキャラクターを形成できるというのは人並み外れた才能だと思います。
「マリリン・マンロー」だなんて天才的なネーミングが巡ってきただけでも凄い


「ノックは無用」のマリリンは、従来の奔放で無邪気な小悪魔イメージを覆す役柄で、初めて見る狂気のマリリンの芝居に思わず笑ってしまった。
マリリンの瞳に宿る光は、鬼気迫るものがありました。
とは言っても、マリリンの出演作の中では初期の方にあたるので、それもまた驚き。
「ノックは無用」なんて邦題ですが、シリアスドラマなんです。
「ナイアガラ」での意外な出番の終わり方も、贅沢な感じで面白い。

ビリー・ワイルダー好きとしては「七年目の浮気」をちゃんと見直せねば!
そういえば私の「ワイルダーならどうする?」はどこへ行ったのだろう?


sora